新しいマウスピース矯正
「シェイプメモリーアライナー」
シェイプメモリーアライナーとは?
シェイプメモリーアライナーとは、CTと連動した精密な治療計画に基づき、院内で作製する新しいマウスピース型矯正装置です。顎の骨の状態を3Dで詳しく確認しながら安全に治療を進めることができ、より確実な歯列矯正を実現します。
特徴・メリット
精密な治療計画
シェイプメモリーアライナーでは、専用ソフト「Nemo」を使用して精密な治療計画を立案します。このソフトは、CT、口腔内スキャン、顔貌データの3つを組み合わせることで、顎の骨の状態を3Dで詳細に把握することができます。
これにより、歯の移動をより安全に計画することが可能となりました。従来の治療では歯の見た目だけで判断せざるを得なかった部分も、骨の状態を確認しながら移動経路を設定できるため、歯肉が下がるなどのトラブルのリスクも大幅に軽減できます。
治療期間の短縮
シェイプメモリーアライナーは、2ヶ月ごとの細やかな調整が可能なため、従来の治療方法と比べて約半年程度の治療期間短縮が期待できます。
2週間に1回のペースでマウスピースを交換し、その都度の歯の動きに合わせて適切な調整を行います。まるでゴルフのアプローチショットのように、少しずつ確実にカップへと近づけていく治療方法です。
マウスピースの作製も院内で行うため、インビザラインのように海外への発注と配送にかかる待ち時間もありません。
快適な治療
基本的に歯に装置を接着しないので歯に優しいです。
また、マウスピースは取り外しが可能なので、食事や歯磨きの際も普段通りの生活が送れます。
従来の矯正装置と比べて痛みも少なく、透明な素材を使用しているため見た目も気になりません。
日常生活に支障を来すことなく、快適に矯正治療を進めることが可能です。
注意点・デメリット
通院回数
2ヶ月ごとの調整のため、従来のマウスピース矯正と比べて通院回数が若干多くなります。
ただし、光学スキャナーによる歯型取りは約5分で終了するため、歯型取りに伴う負担はほとんどありません。
■光学スキャナーとは?
光学スキャナーは、お口の中を光で読み取り、3Dデータとして記録するデジタル機器です。従来のシリコン印象材による歯型取りと異なり、お口の中に印象材を入れる必要がないため、歯型取りの時の不快感やむせこみもありません。短時間で正確な計測が可能なため、患者様の負担を最小限に抑えながら、精密なマウスピースの作製が可能となります。